2012年の熊本城 宇土櫓
画像データによれば午後3時ごろ。それでも光は夕方に近い。
内部は板の間。
上階への正しいルート。階段の傾斜は急で出入口も狭い秘密基地規格。犬山城天守や彦根城天守、松江城天守など現存する近世の建物の階段はだいたい急で秘密基地規格。当時の人は気にしていなかったらしい。
いざという時に石を投げたとされる狭間。
側面にも狭間が設けられた場所。いざという時はここで石を抱えてぽいぽい石を投げるお仕事が発生するのか。
櫓だけあってなかなか豪快な梁がむき出し。天井は貼っていないので見えている天井は上階の床。
内部が暗いので解説は読めるか読めないかの画像ばかりで省略。柱間寸法の解説によれば1間は6尺5寸とのこと。宇土櫓より古い建物は1間6尺の例もあったらしい。1間6尺5寸は御殿の規格とされることもあるので、宇土櫓が建設されたときはもう戦時の櫓時代は過ぎていて優雅な建築だったのかもしれない。