2012年の熊本城 闇り通路から表御殿へ
「闇り通路」を進むと左手に表御殿への入口が見えます。ですが、先に直進して本丸へ出たようです。
本丸へ出ると、大天守と小天守が並んでいます。このまま大天守へ向かうかと思えば、なぜかまた「闇り通路」へ戻り表御殿を先に見学していました。なお、表御殿は復元ですから新築です。
表御殿へ入るといきなり台所です。本来の導線ではないと思いますが、囲炉裏の石や竃跡などが発掘調査で報告されていて、図面などともよく対応しているとの説明もありますので復元の過程を示すには必須の場所ということなのでしょう。御馳走の模型などもあり、気合いの入った展示です。面白い内容なのですが、後回しにします。
「式臺之間(しきだいのま)」と表示された玄関。ややこしいことに玄関は玄関で設けられています。建物に入るだけで大変だったのです。
広間が続きまして、一番良い部屋、大広間です。奥が一段高くなっているのはいわゆる「上段」。
一番良い部屋のさらに一番良い場所、上段。奥は武者隠、左は床(とこ)と違い棚、天井は折上げ格天井とこれでもかというほどに装飾で彩られています。世が世ならこんな場所ををうろうろしていたら大変なことになります。